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物流は東方から 樫迫隧道 [町歩き・須崎市]

高知県須崎市桑田山甲 国道56号線 新名古屋トンネルの手前から市道を登り、標高約150mの市境に古いトンネルがある。銘板は「樫迫隧道」(かしさこずいどう)。資料によると明治30(1897)年に起工、同32(1899)年に開通。これにより高知市方面との物流が盛んになった。
(クリックすると大きな画像が表示されます)

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須崎市側入口左側に動物らしきレリーフがある。最初はカエルかと思ったが立派な歯や丸い耳があるので獅子のようだ。大きく開いた口からは下の石製手水鉢へ水が滴り落ちていた。

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長約77mのトンネルを抜け、土佐市側の銘板には「遠邇通利」(えんじつうり)と書かれている。
遠邇とは「遠い所と近い所」 つまり遠近の往来が便利になったという意味だろう。

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トンネル幅は約4m 路面から2.4mまでは角石を積みアーチ部分は赤レンガで巻いている。須崎市側に漏水が見られるが欠損等は無く保存状態は良好だと思う。

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現在トンネル内に置かれている廃材などを片付ければ立派な観光資源にもなるだろう。
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