カーブに沿った家 森岡家住宅 [町歩き・須崎市]
高知県須崎市中町1丁目 T字交差点のカーブに沿って南東角を丸くした家がある。
(クリックすると大きな画像が表示されます)
現在は空家となり詳細を知るすべも無いが、一説によれば平屋部分は明治時代初期に流行した商店の造りで、築後約100年を経過しているとも言われている。二階部分は後年増築されたそうで、確かに二階部分と平屋部分とでは瓦が異なる。
側溝、壁、窓、軒、瓦まで、全てが綺麗な弧をなしている。そればかりか注意してみると、窓部分の敷居や鴨居、ガラス戸や雨戸までもが同じく緩やかに曲がっている。
海岸沿いの須崎には昔から木造船を作る船大工がいて、こうした曲線を出す技術も船大工由来のものかも知れない。
撮影中も車が引っ切り無しにカーブをスムーズに曲がって走って行く。道路にあわせて家を建てたのか、家にあわせて道路が出来たのか分からないが、将来の車社会を見越していたとしか思えない。
西側から見ると、二階部分の豪華な瓦屋根が光っていた。屋根の重量に耐えるためなのか二階は南側だけにしか窓がない。また平屋部分は一部が大きく陥没して傷みも相当激しいようだ。
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現在は空家となり詳細を知るすべも無いが、一説によれば平屋部分は明治時代初期に流行した商店の造りで、築後約100年を経過しているとも言われている。二階部分は後年増築されたそうで、確かに二階部分と平屋部分とでは瓦が異なる。
側溝、壁、窓、軒、瓦まで、全てが綺麗な弧をなしている。そればかりか注意してみると、窓部分の敷居や鴨居、ガラス戸や雨戸までもが同じく緩やかに曲がっている。
海岸沿いの須崎には昔から木造船を作る船大工がいて、こうした曲線を出す技術も船大工由来のものかも知れない。
撮影中も車が引っ切り無しにカーブをスムーズに曲がって走って行く。道路にあわせて家を建てたのか、家にあわせて道路が出来たのか分からないが、将来の車社会を見越していたとしか思えない。
西側から見ると、二階部分の豪華な瓦屋根が光っていた。屋根の重量に耐えるためなのか二階は南側だけにしか窓がない。また平屋部分は一部が大きく陥没して傷みも相当激しいようだ。
2013-04-24 14:50
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コメント(2)
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森岡の家を別件(浜松市)で検索して ここに来ました。とても楽しい立地に合わせた民家ですね。痛みもひどいようですし、一年半も昔の記事なので、本件が無事であることを願います。
浜松の探していた件は、オーナー家が市に寄贈した明治の邸宅を今年度で取り壊すという悲しいお知らせですので。
by 素頓亭 (2014-11-10 16:38)
素頓亭さん
コメント有難うございます。特殊な構造の家屋なので非常に残念ですが、現在も手付かずのまま次第に朽ちています。行政は予算が無く、また関心も無く、こちらも悲しい結果になりそうです。
by とんび (2014-11-20 18:44)