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人魚伝説 八百比丘尼の石塔 [町歩き・須崎市]

高知県須崎市多ノ郷の賀茂神社境内に八百比丘尼の石塔がある。
高さは約5m、花崗岩で作られ最下部に台石があり四方に梵字を刻んである。その上に12層の笠石を重ね最上部には宝珠形の冠石を載せている。

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白鳳地震(天武13年=684年)以前、須崎付近で人魚が捕らえられ猟師たちが料理した。まな板に付いた血をなめた少女は母に連れられ若狭(現福井県南部)へ逃げて尼となり八百比丘尼(やおびくに)と呼ばれた。

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八百比丘尼は百数十歳まで長生きし帰郷して石塔を建立しようとしたが、白鳳地震で地形が変り仕方なく須崎付近に建て、後に津野公が請願し賀茂神社境内へ移した。万治(1658-1660年)時代に野中兼山が高知の自宅庭園に建てたが没後に賀茂神社境内に戻された。

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ネットで八百比丘尼を検索すると、驚いたことに全国各地で語り継がれているらしい。内容も似たり寄ったりで、通信手段が整っていない時代にどうやって全国に広がったのか? 不思議だ。

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