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戦闘機 愛国 三五一二(土佐須崎)号 [資料・須崎市]

今回、高知県須崎市に在住の方から、戦闘機 愛国 (土佐須崎)号 の写真をお借りすることができた。                        (クリックすると大きな画像が表示されます)

「愛国号」 とは、企業や一般人が集めた国防献金などで陸軍に軍用機を献納したもので、昭和7年の陸軍 「あいこく1号」 から始まり、瞬く間に全国的レベルに広がった。同様に海軍に献納したものは 「報国号」 と呼ばれた。陸海両軍で番号どおりであれば7000機を超えるであろう献納機だが、全貌は明らかになっていない。

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愛国(土佐須崎)号の機種は、二式単座戦闘機で鍾馗(しょうき)の愛称で呼ばれ、最大速度600km/h以上、上昇時間5000mまで5分以内、行動半径600kmを誇った機体は、中島飛行機で1227機が製造された。

写真の下には、戦闘機 愛国 第三五一二(土佐須崎)陸軍省 と書かれている。詳細はわからないが、旧高岡郡須崎町(現 高知県須崎市)から献納された機体だろう。また献納時期は番号から判断して昭和19年だと思われる。これと同一の写真が数多く存在するので、機体後部の(土佐須崎)の文字は写真加工されたものだろう。

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出典 「航空史の片隅」 http://www1.hinocatv.ne.jp/mizuki-y/AvnHistory/CornerOfAviationHistory.html 
(管理人様から研究資料の引用についてご快諾を頂きました)
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