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涼を求めて 樽の滝 [町歩き・須崎市]

高知県須崎市上分甲 国道197号線から県道317号線に入り、案内板のとおり樽集落を進むと樽の滝に到着する。                 (クリックすると大きな画像が表示されます)

集会所に車を停め、板橋の方に向かうと奥に高さ約37m幅約6mの大きな滝が見える。板橋を渡り住吉神社の鳥居をくぐりぬけて滝に近寄ると、霧状の水滴が飛んであたり一帯が冷気に包まれていた。ちょうど空梅雨で滝本来の壮大な姿が見られなかったのが残念だ。

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現在も県立自然公園に指定されているが、昔から名所だったらしく観光絵はがきなども存在する。滝の裏側から眺めることのできる「裏見の滝」としても有名。 またシシラン科のタキミシダは、牧野富太郎が明治19=1886年春にこの滝を訪れたときに見つけたことに由来する。

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公園内にある大きな句碑には高知県出身の歌人 大町桂月(明治2=1869年~大正14=1925年)が大正9=1920年に来遊したときに詠んだ「大空に瀧を仰ぎて晝寝哉(ひるねかな)」の句が刻まれている。一説には須崎市の西内誠喜氏が大町氏を高岡郡越知町の「大樽の滝」へ案内した際にこの句を残したとも言われている。

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板橋から奥を眺めると、左側に樽の滝、中央に住吉神社の社と鳥居、右に大町桂月の句碑が見える。この日は誰にも出会わなかったが、夏にかけて市内外から涼を求めてたくさんの人達が訪れることだろう。

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